
★阪神2R・3歳未勝利の馬トク激走馬=ミルトライディーン
デビューから芝で起用されてきたエピファネイア産駒。初戦の1800メートルから徐々に距離を縮めてくると、6ハロン戦の前走は0秒4差の6着とあと一歩のところまで迫った。
その前走で距離適性を把握できたのが収穫。500キロを超す馬格のある馬でも切れ味を要求される芝ではワンパンチ足りなかっただけに、初めて投入されるダートは吉と出そうだ。
激走馬にピックアップされた要因は「前走頭数から期待大」と「馬体重あり馬格上位」の2点。さらに鞍上はバイタルジョッキーの池添謙一騎手に乗り替わる点も大きい。
★中山5R・3歳未勝利の馬トク激走馬=マカナ
キャリア3戦で、すべて勝ち馬から0秒7差以内と大負けはしていないゴールドシップ産駒。特に2走前の中山では0秒1差の2着に好走し未勝利突破は近いかもしれない。
最も好内容だったその2走前は典型的なスローの前残り。3角からまくる展開に持ち込んで2着に敗れたが、勝ち馬が1勝クラスで3着に好走したレベルを考えると将来は明るい。
今回は「距離変化で好転」と「馬体重あり馬格上位」の2点が激走馬の要因。メンバーを見ると今回の舞台で最も好内容のレースを演じてきた点で優位に立てる。
★小倉10R・西日本新聞(4歳上2勝クラス)の馬トク激走馬=ゴールドスター
未勝利突破に4戦を要した後は、6か月の休養を挟んで3走前に1勝クラスを2度目で突破。昨秋から急激に力をつけてきた4歳のキズナ産駒で、現級では5、6着と善戦している。
今回と同じ舞台だった前走は0秒5差の6着。馬体重は12キロ増と戻した形となったが、やはり稍重で推進力が鈍ったのは確か。クラスのペースにも慣れてきた今なら良馬場でみたい。
激走馬に上がった要因は「このレースに向く体形」と「ペースメーク力が高い」だが、先週の小倉で重賞を含む5勝、2着2回の活躍を見せた丹内祐次騎手の存在も見逃せない。