
【阪神11R・阪神大賞典】天皇賞・春に向けてのステップレース。頭数は少ないが、個性的な面々がそろった。なかでも狙ってみたいのはワープスピード。昨年のこのレースではテーオーロイヤルの2着と好走。そして昨年秋の豪G1・メルボルンCでは惜しくも鼻差の2着と大魚を逃したが、かみ合えばステイヤーとしてトップレベルの力を発揮する。
前走のダイヤモンドSは4着でも、強い勝ち馬へデントールを相手に勝負を挑み、早めに動いたもので内容は濃い。帰国初戦としては上々だった。最終追い切りが降雪の影響で1日ずれたが、そこはドバイ・ワールドCを制したことのある高木厩舎。しっかりと追い切りを消化しての遠征で、能力発揮に支障はないだろう。ひと叩きされた今回は、さらに動けそうだ。
昨年の菊花賞で4着だったショウナンラプンタが強敵。今回は阪神大賞典を8勝する武豊騎手とのコンビ。折り合いさえクリアできれば待望の重賞初制覇も。サンライズアースは早めにまくった日本ダービーの4着が見せ場たっぷり。ここでも侮れない一頭だ。