【日経新春杯】重賞初制覇のモズベッロが陣営の予想を上回る走り 森田調教師「左回りならもっと」

モズベッロ
モズベッロ

◆第67回日経新春杯・G2(1月19日、京都競馬場・芝2400メートル=良)

 14頭によって争われたハンデ戦は、池添謙一騎手が手綱を執った2番人気のモズベッロ(牡4歳、栗東・森田直行厩舎、父ディープブリランテ)が格上挑戦ながら重賞初タイトルを手にした。ハンデ52キロを武器に好位から楽に抜け出して、2馬身半差勝ち。勝ち時計は2分26秒9。

 2着には5番人気のレッドレオン(北村友一騎手)が入り、際どい3着争いは内で粘った11番人気のエーティーラッセン(藤懸貴志騎手)が続いた。

 池添謙一騎手(モズベッロ=1着)「強かったです。過去の映像を見てどういう馬かはイメージしていましたが、調教も乗っていなくて初めてでした。長くいい脚を使う馬で、流れに乗ってレースをしたいと思っていました。スタートしてポジションをとって進めていきました。3角でアフリカンゴールドの後ろを取れて、それまでロスなく走って、うまく外に出して直線に向けました。いい脚を使ってくれました。いい内容です。直線で内にもたれるところがあって、体も成長途上。ハミに頼って走るところがあるので、その分これから強くなります」

 森田直行調教師「内心、もしかして(勝てる)と思っていたけど、もっと接戦になると思った。予想以上の走りです。もともと能力がありそうだったので順調にこれたのが一番。今まで(直線で)追えないくらいにもたれるところがあった。ハミを替えたりして矯正して走れるようになってきた。左回りならもっと楽に走れるのではないかな。池添騎手は理想的な位置を取ってくれた。昔は1800メートルくらいで引っかかっていたけど、距離を伸ばして引っかからなくなった不思議な馬。(今後は)どの路線がいいのか。これから考えます」

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