
昨年に引き続き、JBIS特設サイトが活用されたオンラインオークション(自動入札方式)「千葉サラブレッドセール」。16日に上場馬58頭が応札され、53頭が落札。この日に主取となった5頭は、17日に再上場され、全馬が入札されて完売となった。売却総額は8億1220万円(価格はいずれも税抜き)で、前年より5億7740万円減となったが、昨年はディープインパクト産駒のドーブネが、4億7010万円と国内トレーニングセール最高額を記録したこともあり、過去の“千葉セリ”では5番目に高い売却総額となった。
今回の最高額は、フローラルカーヴの20(牝、父モーリス)の5840万円で、藤田晋氏が落札した。フローラルカーヴの20は、6日に社台ファームの坂路で行われた調教で2ハロン21秒6―1ハロン10秒5をマーク。応札件数も112と2番目に多く、注目度が高かったことを物語る。牡馬の最高価格は、エアルーティーンの20(牡、父ロードカナロア)の4410万円で、(株)ビープロジェクトが落札した。エアルーティンの20は、3代母がエアデジャヴーという優秀な牝系。6日の追い切りは2ハロン22秒2―1ハロン10秒8と、持続性のある速力を見せた。
来週は、札幌競馬場で日高軽種馬農業協同組合主催のトレーニングセールが開催される。23日が公開調教、24日がセリでいずれも午前10時から始まる。(競馬ライター)