【香港カップ前哨戦分析】大物が登場したG2ジョッキークラブCを分析

 香港国際競走が12月11日に香港のシャティン競馬場で行われる。小欄ではG1香港カップ(芝2000メートル)に向けたステップレースとして、11月20日のG2ジョッキークラブC(シャティン競馬場・芝2000メートル=9頭立て)を取り上げたい。

 ジョッキークラブC組は過去5年の香港カップで【2・1・3・12】。2017年タイムワープと2018年グロリアスフォーエバー兄弟はこのレースを使って本番を制した。特に今年は大物が登場しており注目したい。

 勝ったのはロマンチックウォリアー(セン4歳、香・シャム厩舎)。大外9番ゲートから道中は4番手を追走し、最後の直線で抜け出して今季初戦を制した。勝ち時計は1分59秒23(良馬場)。

 レースラップを振り返ると、前半800メートルが48秒90、後半800メートルが46秒28。スローペースからの瞬発力勝負で、ロマンチックウォリアーは外めを回りながらも、メンバー中最速の上がり400メートル22秒83を記録した。他馬より2キロ重い58キロの斤量を背負っていただけに価値は高い。

 2010年以降、負担重量58キロでジョッキークラブCに勝利した馬は3頭いるが、次走の香港カップでは2012年カリフォルニアメモリーが1着、2017年ワーザーが2着と好走している(2014年ブレイジングスピードは脚部不安もあって最下位12着)。

 ロマンチックウォリアーは香港4歳クラシックシリーズで香港クラシックマイル(芝1600メートル)と香港ダービー(芝2000メートル)に勝って2冠制覇。4月のG1G1クイーンエリザベス2世C(芝2000メートル)は地元馬だけでの争いだったが、トゥールビヨンダイヤモンドに2馬身差をつける完勝を収め、昨季の香港最優秀4歳馬と同中距離馬に輝いた。実力は確かで、馬券の買い目から外すのは危険だ。

 ◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。12月11日(日)ラジオNIKKEI第1「香港国際競走実況中継」に出演予定。

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