香港のロマンチックウォリアーが日本の超強力5頭を迎え撃つ構図。例年は緩い流れで進むが、今年はかつてないハイペースになりそう。芝中距離戦に強い日本勢の上位独占も狙える。
本命はドバイターフを制したパンサラッサ。秋の天皇賞も勝ちに等しい強い内容だったが、矢作調教師によれば状態は当時よりも上がっているというから恐ろしい。血統背景も申し分なく、吉田豊騎手の手腕に懸けたい。
ジャックドールは本命馬と双璧の実力を持ち、父モーリスの援護射撃もある。以下は血統傾向がピタリと当てはまるダノンザキッド、シャティン芝2000メートルで3戦全勝のロマンチックウォリアー。復調ならジオグリフ、レイパパレの逆襲もある。
【成田幸穂の予想】
◎パンサラッサ
〇ジャックドール
▲ダノンザキッド
△ロマンチックウォリアー
△ジオグリフ
△レイパパレ
◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。12月11日(日)ラジオNIKKEI第1「香港国際競走実況中継」に出演予定。