世界のビッグレースを数多く制してきたランフランコ・デットーリ騎手(52)=イタリア=が現地時間17日、自身のインスタグラムを更新。2023年限りで騎手生活に終止符を打つと明かした。
デットーリは「最終章が始まる。 最後のひと押し」とつづり、リール動画をアップした。すでに同日にイギリスの競馬メディア「ITV Racing」のインタビューで明らかにしており、「来年を最後の年にするのことは前から考えていたこと。世界のビッグレースに騎乗したあと、カリフォルニアのブリーダーズCでプロライダーとしての別れを告げるだろう」と語っていた。
この投稿には「みんなが本当にあなたが恋しくなるでしょう」「 30年以上にわたってトップに立ち、50代でもトップに残るスポーツ選手のスターはどれくらいいる?」「素晴らしい瞬間をありがとう」「生きた伝説」「最後のシーズンの成功を祈っています」などのコメントが寄せられた。
イタリア出身の名手は、凱旋門賞6勝など数々のビッグレースを制覇。日本でもジャパンCを3勝(96年シングスピール、02年ファルヴラヴ、05年アルカセット)するなど、JRA通算105戦24勝(勝率22・9%)の成績を残している。96年には英国・アスコット競馬場で「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる一日7レース全勝の偉業を達成。さらに、2000年には搭乗していた小型飛行機が墜落する事故に遭い、操縦士は死亡したものの、重症から奇跡的な回復を見せるなど数々の伝説を残してきた。