◆第２０回チャンピオンズＣ・Ｇ１（１２月１日・ダート１８００メートル、中京競馬場）
第２０回チャンピオンズＣ・Ｇ１（１２月１日、中京）の出走馬が２７日、東西トレセンで追い切りを行った。オメガパフュームとコンビを組むランフランコ・デットーリ騎手（４８）＝イタリア＝が、本紙評論家の小島太元調教師（７２）と栗東トレセンで緊急対談。０２年のＪＣダート時代にイーグルカフェで制した“ＦＦコンビ”が本音で語り合った。
小島太（以下、太）「８年ぶりに日本にようこそ！ 死ぬ前に、もう一回フランキー（デットーリ）の騎乗を生で見たいと思っていたし、また会えて本当にうれしいよ」
デットーリ（以下、デ）「ありがとうございます。先生は日本のお父さん！ 偉大な調教師で、素晴らしいジョッキーだった。引退されているのに、栗東まで来てくれて感謝しています。コジマ先生は私に特別な日をつくってくれたんだよ」
太「特別な日って何だっけ？」
デ「０２年のジャパンＣダート（現チャンピオンズＣ）をイーグルカフェで勝たせてもらいました。あの時は日曜日のジャパンＣ（ファルブラヴ）も勝って、土日でＧ１を連勝。毎回、来日すると先生がずっとサポートしてくれたからです。世界的にも権威あるジャパンＣウィークで連勝できたのは、私にとって、メモリアルな日として今も残っています」
太「その時は、関係者からフランキーが来るって聞いてね。どうにか乗ってもらえないかと思って、頼んだんだよ。あの年は中山での代替開催。小回りで難しいコースなのに、フランキーが乗ってくれたから勝てたと今でも思っているよ。今年は０６年（ピットファイター）以来の参戦でコンビを組むのはオメガパフュームだね」
デ「先週までずっとジャパンＣに集中していたから、あまり調教師とも話していないけど、オメガパフュームのレースはＶＴＲで見ました。あと、ホームステイ先のミルコ（Ｍデムーロ騎手）も乗っていた馬なので馬の特徴は聞きました。後ろから脚を使う馬で、勝つチャンスはあると思うし、楽しみにしている。これから調教師と話をして作戦を練りたい」
太「今回は中京競馬場での開催。コース形態は中山よりもレースがしやすいと思う。まあフランキーなら、どこも関係ないかな（笑い）」
デ「ユタカ（武豊）やミルコから、中京の特徴は聞いてます。左回りの東京競馬場に形態が似ている。世界中でいろんな競馬場でレースをしてきた経験があるし、今回も適応できると思う」
太「フランキーが見習騎手の時からずっと見ているけど、ここまで世界で有名な騎手になってくれた。今週のレースも楽しみにしてるよ」
デ「応援よろしくお願いします！」
（取材・構成＝松浦 拓馬）
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