◆第39回ジャパンC・G1(11月24日・芝2400メートル、東京競馬場)
20日に8年ぶりに来日したランフランコ・デットーリ騎手(48)=イタリア=が21日、初めて栗東トレセンを訪れ、日本馬の調教に騎乗した。朝一番には、来週のチャレンジCでコンビを組むギベオン(牡4歳、栗東・藤原英厩舎)にまたがり、CWコースでの追い切りを行った。「栗東は初めて来たよ。これまでは美浦だったけど、ここも良い場所で美しいね。ギベオンもバランスがいいし、いい馬だよ」と単走で6ハロン82秒6―12秒8の時計でスムーズに駆け、笑顔を見せた。
今週は06年(ウィジャボード3着)以来となるジャパンCに、ルックトゥワイスとのコンビで参戦する。歴代2位タイの3勝を挙げているデットーリは「何度も乗ったことがあるコースとレースだから特徴は分かっている。すごく楽しみにしているよ。日本に来ること自体も楽しみにしていたしね」と力を込める。
9番枠に決まり、「今まで後ろからの競馬をしていたので、どの番号だろうと影響はないと思います。枠によって、競馬が大きく変わる馬ではない」と冷静に分析。世界を沸かせるデットーリが今冬は日本のターフを熱くする。