12月25日の中山6R・2歳新馬(芝1600メートル、16頭立て)は、昨年の年度代表馬エフフォーリアの半妹ペリファーニア(牝2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父モーリス)が、直線抜けだしてデビュー戦を飾った。勝ち時計は1分36秒0(良)。
スタート後、最初のコーナーで前をカットされる致命的な不利はあったが、中団の外でしっかりと折り合って追走。3、4角で徐々に加速すると外からしっかりと脚を使って2馬身差をつける圧倒V。1・4倍の断然人気に応えて初陣を飾った。兄の主戦でもある横山武史騎手は、「僕にとってすごく縁のある血統なので人気にこたえられて良かった。女の子でテンションが気になりますが、現状では落ち着いて競馬ができました。最初のコーナーで進路がカットされて絶望的なところから勝ってくれたし、強いと思います。兄とはタイプが違いますが、いい背中という意味では共通しています」と手応えを話した。
兄も管理する鹿戸調教師も「牝馬ですが気持ちは強いですね。大きなトラブルもなく良かったです」と安堵(あんど)した。