ワグネリアン、18年ダービー制し福永の悲願かなえた「人生を変えてくれた特別な思い入れのある馬」

悲願のダービー制覇を果たした福永とワグネリアン(2018年5月)
悲願のダービー制覇を果たした福永とワグネリアン(2018年5月)

◆ワグネリアン(1月5日、7歳)

 2022年も多くの著名人の方々が鬼籍に入られました。スポーツ報知では、身近な人の証言や知られざるエピソードとともに、故人をしのびます。

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 あまりに突然の別れだった。現役ダービー馬のワグネリアンが天国へ旅立ったのは1月5日。前年のジャパンC後から体調不良が続いていたが、懸命の治療も実らなかった。

 競走生活での最大のハイライトは18年の日本ダービーだ。鞍上には、デビュー前から友道調教師が「この馬でダービーを取れればいいね」と話していた福永。8枠17番と厳しい外枠から思い切った先行策で、元騎手の父・洋一さんも勝てずに「福永家の悲願」といわれたタイトルをつかんだ。

 「自分の人生を変えてくれた、特別な思い入れのある馬です」。その言葉通り、20、21年にダービーを連覇するなど円熟の域に達した手綱さばきで、来年2月末に騎手を引退するとはいえ、今も日本競馬の中心に立つ。

 母のミスアンコールも18年9月に起こった北海道胆振東部地震で犠牲になり、12歳で早逝している。「1月5日は1年の競馬が始まる日。ワグネリアンのことを思い出すと思います」と今年、ドウデュースで18年以来となるダービー勝利を飾ったトレーナー。さまざまな思いを背負い、瞬く間に駆け抜けた7年間だった。(山本 武志)

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