本紙記者による2022年「馬トクアワード」ニュース部門1位は「競馬史の大きな1ページ」今村聖奈騎手の活躍

記録ずくめのルーキーイヤーだった今村
記録ずくめのルーキーイヤーだった今村

 色々あった2022年も最終日。記録ずくめの今村聖奈騎手(19)デビューイヤー、武豊騎手は53歳の最年長&最多6度目のダービー制覇…、などなどターフを沸かせた様々な話題から、馬トク取材班10人が最も記憶に残った話題や出来事を独断と偏見でランキング。題して2022「馬トクアワード」開催です!

1位 スーパールーキー今村聖奈大活躍(女性騎手の年間最多勝51勝、史上5人目の新人50勝、重賞制覇)

 競馬界の枠を飛び越え、社会的関心を集めたという意味では、ルーキーの今村聖奈騎手の大ブレイクはトップ級だろう。女性騎手の年間最多勝記録を更新して、JRA通算51勝をマークしたのはお見事だ。

 特に7月のCBC賞でテイエムスパーダとコンビを組み、デビュー年では史上4人目となる重賞初騎乗Vを飾ったのは、“持っている”と思わずにはいられない。記者も軽ハンデ48キロの逃げが有利と見込んで本命を打ち、あまりの楽勝に拍子抜けした記憶が残っている。

 記者は3年前に「あの時・JRA史上初女性騎手誕生」という連載を担当したが、その時代ごとに一線を画したパイオニアがいたことを思い出す。そういう意味では今村騎手の活躍は、競馬史の大きな1ページには間違いない。スポーツ報知では元日付けの紙面で同期の角田大河騎手との特別新春対談を掲載する予定です。どうぞお楽しみに。(坂本 達洋)

2位 福永が調教師試験合格(13年連続の年間100勝達成=101勝=も23年2月末で騎手引退)

3位 武豊、6度目ダービー制覇(ドウデュースで驚異のレコードV。史上最年長53歳で前人未踏6勝目)

4位 藤沢和調教師が定年引退(通算1570勝。グランアレグリア、タイキシャトルなど管理した名伯楽)

5位 オジュウチョウサン引退(中山グランドジャンプを6度目の制覇。JG1史上最多9勝)

6位 G1初制覇ジョッキー5人(丸田のほか20代騎手4人=横山和、荻野極、坂井、石川=と若手躍進)

7位 ドバイ国際競走で日本馬5勝(5勝のうちG1で2勝(パンサラッサ、シャフリヤール)と中東の地を席けん)

7位 イクイノックス天皇賞・秋&有馬V(天皇賞・秋は5戦目、有馬記念は6戦目と最少キャリアでV)

9位 凱旋門賞で日本馬4頭が惨敗(史上最多4頭も雨で重い馬場に泣き最高着順はタイトルホルダーの11着)

9位 平地G1で1番人気が15連敗(昨年のホープフルSから16連敗も天皇賞・秋でイクイノックスがストップ)

11位 名マイラー、タイキシャトル天国へ(ジャックルマロワ賞、マイルCS連覇などG1・5勝。98年年度代表馬)

11位 ラヴズオンリーユーに米エクリプス賞(日本馬初のBCフィリー&メアターフ制覇。21年の米最優秀芝牝馬に選出)

13位 スターズオンアース牝馬2冠

13位 伊藤雄二元調教師が死去

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