1着賞金が1000万ドル(約13億円)と世界最高賞金を誇るサウジカップ・G1(ダート1800メートル)が2月25日、サウジアラビア・リヤドのキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催される。2020年に創設した中東のビッグレースは、サウジアラビアの競馬をパートⅡ国に格上げしたことに伴い、2022年から国際G1競走として施行されているが、ほかにも芝とダートのG3競走が5つも用意されたことで「サウジカップデー」として世界的なビックイベントの地位を確立しつつある。
日本勢は昨年の開催で4勝を挙げる活躍を見せただけに、今年も日本勢が続々と各レースに参戦を表明している。すでに昨年のチャンピオンズCを勝ったジュンライトボルト(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎、父キングカメハメハ)がサウジカップの招待を受諾。チャンピオンズCの勝利で優先出走権を得ているため、正式に招待が届いた。また、昨年のリヤドダートスプリントを制したダンシングプリンス(牡7歳、美浦・宮田敬介厩舎、父パドトロワ)が2年連続の参戦を予定している。
★サウジカップデーの日本調教馬成績(格付けは2022年以降)
サウジカップ・GⅠ(ダート1800メートル) 年 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 着順 |
2020 | ゴールドドリーム | 牡7 | ルメール | 平田修 | 6着 |
〃 | クリソベリル | 牡4 | スミヨン | 音無秀孝 | 7着 |
2021 | チュウワウィザード | 牡6 | 戸崎圭太 | 大久保龍志 | 9着 |
2022 | マルシュロレーヌ | 牝6 | スミヨン | 矢作芳人 | 6着 |
〃 | テーオーケインズ | 牡5 | 松山弘平 | 高柳大輔 | 8着 |
ネオムターフカップ・GⅢ(芝2100メートル) 2020 | ディアドラ | 牝6 | マーフィー | 橋田満 | 2着 |
2022 | オーソリティ | 牡5 | ルメール | 木村哲也 | 1着 |
1351ターフスプリント・GⅢ(芝1351メートル) 2022 | ソングライン | 牝4 | ルメール | 林徹 | 1着 |
〃 | ラウダシオン | 牡5 | Cデムーロ | 斉藤崇史 | 4着 |
〃 | エントシャイデン | 牡7 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 12着 |
レッドシーターフハンデキャップ・GⅢ(芝3000メートル) 2022 | ステイフーリッシュ | 牡7 | ルメール | 矢作芳人 | 1着 |
サウジダービー・GⅢ(ダート1600メートル) 2020 | フルフラット | 牡3 | 武豊 | 森秀行 | 1着 |
2021 | ピンクカメハメハ | 牡3 | 戸崎圭太 | 森秀行 | 1着 |
2022 | セキフウ | 牡3 | Cデムーロ | 武幸四郎 | 2着 |
〃 | コンシリエーレ | 牡3 | ルメール | 稲垣幸雄 | 3着 |
リヤドダートスプリント・GⅢ(ダート1200メートル) 2020 | マテラスカイ | 牡6 | 武豊 | 森秀行 | 2着 |
2021 | コパノキッキング | 騸6 | ビュイック | 村山明 | 1着 |
〃 | マテラスカイ | 牡7 | 戸崎圭太 | 森秀行 | 2着 |
〃 | ジャスティン | 牡5 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 6着 |
2022 | ダンシングプリンス | 牡6 | ルメール | 宮田敬介 | 1着 |
〃 | チェーンオブラブ | 牝5 | 坂井瑠星 | 小笠倫弘 | 3着 |
〃 | コパノキッキング | 騸7 | イーガン | 村山明 | 4着 |