第40回フェブラリーステークス・G1が2月19日、東京のダート1600メートルで行われる。
根岸Sの覇者レモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)が坂井瑠星騎手との新コンビで堂々G1取りに挑む。田中博康調教師は「前走は厳しいレースでしたが順調に回復しています」とコメント。デビュー10戦で連対を外していない安定感。持ち前のスピードとパワーを生かし、一気のダート界頂点を目指す。
全日本2歳優駿の覇者ドライスタウト(牡4歳、栗東・牧浦充徳厩舎)が続く。前走のすばるSは直線進路をなくし、外、外に切り替えながらの首差2着。最後の脚勢は勝ち馬(バトルクライ)を完全に上回っていた。主戦の戸崎騎手が駆けつけた1週前追い切りではウッドチップの併せ馬で先着。「1400メートルがベストかと思っていたが、伸びがあっていいフットワークだし、これならマイルでも」と自信を見せただけに、2戦2勝の東京コースで大仕事なるか注目だ。
帝王賞1着、東京大賞典3着と大井は好相性のメイショウハリオ(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎)。左回りとマイルへの対応がポイント。
一昨年4着、昨年1番人気6着のレッドルゼル(牡7歳、栗東・安田隆行厩舎)は、やはりマイル克服がカギになる。
昨年2着のテイエムサウスダン(牡6歳、美浦・蛯名正義厩舎)は早めにバテた根岸Sは14着と崩れたが、集中力が戻れば、地力は互角。昨年4着のソリストサンダー(牡8歳、栗東・高柳大輔厩舎)、JBCレディスクラシック3着ショウナンナデシコ(牝6歳、栗東・須貝尚介厩舎)、福永騎手の有終Vに期待のオーヴェルニュ(牡7歳、栗東・西村真幸厩舎)も参戦する。
戸塚記念、ロジータ記念、東京シンデレマイル3連勝中の2冠牝馬スピーディキック(牝4歳、浦和・藤原智行厩舎)、外国馬として初めてフェブラリーSに出走するシャールズスパイト(牡6歳、カナダ・アトフィールド厩舎)もエントリー。(大上 賢一郎)