海外競馬通のフリーライター・土屋真光氏が22日、サウジアラビアで取材。25日の決戦を控え、追い切りに騎乗した福永や、日本調教馬の動きをリポートした。
福永が初のサウジアラビアのダートの感触を確かめた。サウジCに出走のヴァンドギャルドの追い切りに騎乗(レースはバルザローナ)。しまい4ハロンでしっかりと脚を伸ばし「状態も良く、福永騎手も『グリップが利いて、いい馬場』と話しています」と藤原和男調教助手。サウジダービーに出走のエコロアレスの追い切りもまたがった。
ほかの日本調教馬では、3連勝でチャンピオンズCを制したジュンライトボルトは助手を背に最終追い切り。「栗東では毎週負荷をかけて、国内最終追い切りできっちり仕上がった。日本よりもクッションが利いているし、ドバイより差し馬にもチャンスがありそう」と友道調教師。レース前日にムーア騎手がまたがり最終チェックをする。
パンサラッサは同厩のコンティノアール、バスラットレオンと3頭併せ。馬なりで先行し、最後はバスラットレオンにわずかに遅れたが、矢作調教師は動きに満足。異例のダート挑戦も「(芝馬の)ミシュリフが勝ったという事例も参考にしつつ、最後は自分のフィーリングを信じて」と会見で語った。
クラウンプライドは川田で、カフェファラオはモレイラでそれぞれ追い切り。ジオグリフもダートで躍動していた。(フリーライター・土屋 真光)