【ドバイ・Gシャヒーン】レモンポップで参戦の坂井瑠星騎手、日本人がドバイG1でのゴドルフィン所有馬騎乗は初「本当に光栄」

ゴールデンシャヒーンに参戦するレモンポップ
ゴールデンシャヒーンに参戦するレモンポップ
坂井瑠星
坂井瑠星

◆第29回ドバイ・ゴールデンシャヒーン・G1(3月25日、メイダン競馬場、ダート1200メートル)

 日本の若武者がアラビアンナイトの主役になる。坂井瑠星騎手(25)=栗東・矢作厩舎=は2戦連続コンビとなるレモンポップでゴールデンシャヒーンに参戦。日本人騎手がドバイのG1でゴドルフィンの所有馬に騎乗するのは初めてだ。ゴドルフィンにとってはワールドカップデー唯一未勝利のレースで、責任は重い。

 「ありえない。今まで(の騎乗依頼)で一番びっくりした。また指名してもらえたのは本当に光栄なこと」

 21年のドバイ滞在中には、ゴドルフィン専属のサイード・ビン・スルール厩舎の調教に毎日騎乗。意欲的な海外挑戦が、大一番での抜てきに結びついた。

「今までの海外遠征、去年からの結果。フェブラリーS、サウジ(1351ターフスプリント)を勝ったこと、全部つながってるのかな。一番(の理由)は今までの海外遠征で、それがなければ多分乗れなかった」

 フェブラリーSは好位から抜け出して完勝。テン乗りでG1初挑戦Vに導いた。

 「単純に能力が高く、欠点がない。(レースは)イメージ通り。調教で使える脚が300メートルぐらいだと感じたから、そこまで待って追い出して、実際すごかった」

 レモンポップは1200メートル初挑戦だが、自身はこのレースに3年連続の参戦。コースやスピードは熟知しており、経験を存分に生かせる場だ。

 「東京の1600メートルからメイダンの1200メートルは違うからね。トップスプリンターが集まるから、ペースに戸惑わないか(が重要)。もちろんこなせる馬だと思う」

 昨年の秋華賞、朝日杯FSから一気にG1・3勝を挙げた若手のエース。海外G1初Vのチャンスも逃すつもりはない。

 「ドバイに関しては全く不安はない。日本にいるのと何にも変わらない。すごく光栄なことだし何とか結果を出したい」(水納 愛美)

 ◆坂井 瑠星(さかい・りゅうせい)1997年5月31日、東京都生まれ。25歳。16年3月に栗東・矢作厩舎からデビュー。19年報知杯フィリーズレビュー(ノーワン)で重賞初制覇(1着同着)。JRA通算3801戦319勝(うちG1・3勝を含む重賞13勝)。海外では22年ゴドルフィンマイル(ドバイ)、今年の1351ターフスプリント(サウジアラビア)で重賞2勝。

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