名牝の花道(栗東)

すみれステークスで2勝目をあげたシャザーン
すみれステークスで2勝目をあげたシャザーン

 こんにちは、山本です。さて、本日は西宮の自宅からのパッチパチ。早速、進めていきましょう。

 さて、本日のニュースでムツゴロウさんこと畑正憲さんがお亡くなりになったことを知りました。ムツゴロウさん、と言えばちょうど、我々が子供の頃によく見ていた「世代」でしょう。ぶっちゃけ、動物がそんなに好きという子供でもなかったんですが、「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」は見ていましたし、動物王国って一体、どこにあるんだと真剣に考えて、探していました。あ~、懐かしい。年齢を聞くと、87歳とのこと。そんなに年月が経ったんだな、と改めて思った次第です。

 最近は子供の頃にテレビで見ていた方の訃報に触れることが増えました。ドリフスターズなんて、もう半分以上の3人がお亡くなりになったりしている。ただ、一方でワタクシの最初に見たバラエティー番組に出ていた欽ちゃんこと萩本欽一さんはご健在のようですし、タモリさんやビートたけしさん、明石家さんまの「お笑いビッグ3」の皆さんなんかはまだまだ姿を見ることも多く、妙にホッとしたりする。やっぱり、子供の頃のスターはいつまでも元気でいて欲しいもので、それはスポーツ選手であっても同じ。そう考えると、武豊Jなんてホントにすごいよなぁ。ワタクシ、小学生の頃にニュースで見た記憶がありますもんね…。

 ということで、そろそろ本題へ。今日は昨日のツイッターでも少し書きましたが、友道厩舎の話題といきましょう。来週の皐月賞に出走するシャザーン(牡、父ロードカナロア)が1週前追い切りを行いました。「1週前ということでしっかりやりました。大きく変わったということもないけど、状態はいいですよ」と友道調教師。今回は重賞初挑戦ですから、「権利を取りたい。距離は延びてもいいと思うから」と先にある競馬の祭典=日本ダービーを見据えていますが、「前走でも2、3歩目でつまづいて、無理をしなかっただけ。どんな競馬でもできると思う」と冷静に分析します。静かなトーンの中に狙っている雰囲気を感じるのは、ワタクシだけでしょうかね。

 あと、昨日のツイッターで書きましたが、報知杯弥生賞への出走を見送ったグランヴィノス(牡、父キタサンブラック)は栗東へ戻ってきました。今後は青葉賞への出走を視野に調整を進めていくとのこと。この血統は上のシュヴァルグラン、ヴィルシーナ、ヴィブロスを見ても分かるように、基本は晩成の血。一頓挫明けですから、無理をさせることはないと思いますが、順調に出走への態勢を整えていって欲しいですね。

 ここからは2歳馬情報。友道厩舎は2回目になります。ちなみに、PART1はこちら

https://umatoku.hochi.co.jp/articles/20230326-OHT1T51026.html

 今日は昨日のツイッターで書いたことについて触れましょう。早ければ来週にも栗東に2歳馬が入ってくることになりました。それが先ほど晩成の血と書いたばっかりなのにエヴァンスウィート(牝、父スワーヴリチャード、母ハルーワスウィート)ルージュスタニング(牝、父Into Mischief、母ボインビューティー)です。

 エヴァンは先ほど書いたグランヴィノスの妹。ということで、良血馬です。この馬ね、先日公開したYOU TUBE動画で結構熱く話しているので、詳しくはそちらをご覧いただきたいのですが、名牝のお母さんにとっては最後の子供。けど、評価は高かったですよ。牡馬と牝馬の違いはあるけど、スワーヴリチャードはハーツクライ産駒なので、同じハーツ産駒のシュヴァルグラン的なイメージを持っている、と。「馬はいい。走ってほしいけどね」とトレーナー。ぜいたくな望みですけど、最後にひと花を期待ですよね。ちなみに、まずはゲート試験という感じで、その後に使う時期などは決まると思います。

 さて、もう一頭のルージュの方は母の半兄にアロゲートがいる良血。この馬、評価が高いですよ。「(ダート色の強い)血統だけど、そんなにムキムキ感がなくて、芝でも走りそう。ゆくゆくはダートかもしれないけど、最初なら芝でもいけるんじゃないか」。友道調教師は言葉の間に何度か「いいと思うよ」と口にしていました。この馬は速攻系の見立てでして、早い時期の新馬も視野に入っているとのこと。今までの友道厩舎っぽくないタイプではありますが、どういう風に育っていくのか、期待値の高さから注目したい存在ではあります。

 その他の2歳馬についても少しだけ。エヴァンスウィートのオーナーはもちろん、「大魔神」こと佐々木主浩さん。今年は他にもヴェストリア(牝、父レイデオロ、母ヴィルシーナ)シヴァース(牡、父モーリス、母ヴィブロス)がいます。ただ、現時点では2歳とも小柄で小さいとのこと。ゆっくりと成長を促しつつ、秋以降の初陣を見据えています。ここは成長力に期待です。

 金子真人HDとのラインではプロフォンド(牡、父モーリス、母ヤマノフェアリー)。伯母にはデニムアンドルビーがいます。セレクト1歳セールで2900万円です。「馬を見ると、さすが金子さんが買う馬だなという感じで、馬っぷりがいい。モーリス産駒ですが、この馬は距離がもちそう」。すでに昨秋から栗東近郊まで来ていて、こちらも早い段階でゲート試験を受けられるんじゃないですかね。うん、血統に派手さはありませんが、感触はよかったですよ。あと、金子真人HDとのラインでは血統的に超注目の馬を動画で取り上げているんですが、もうすぐ当ブログでも書くつもりですので、少々お待ちを。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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