◆第83回皐月賞・G1(4月16日、中山競馬場・芝2000メートル)
先週の桜花賞は⦿○△で当てることができました。力差がはっきりしていて、予想しやすいレースだったのが良かったです。それにしてもリバティアイランドの勝ち方は素晴らしかった。着差以上の強さがありましたね。
さて、皐月賞です。こちらは一転して力差がほとんどない混戦模様。さらに土曜日の雨で馬場も荒れそうで、予想は大変です。数を走っていない若駒の重馬場適性を見極めるのは難しいですよね。良馬場ならファントムシーフを本命にしようかと思っていたのですが…。
僕の◎はソールオリエンスにします。こちらも重馬場適性は未知数ですが、お父さんのキタサンブラックは荒れた馬場を得意としていました。雨の中、勝ったジャパンC(16年)、天皇賞・秋(17年)は今でも鮮明に覚えています。その血を信じてみたいです。また、1枠も中山という舞台では絶好でしょう。今回は先行馬が多く間違いなくペースが流れるので、内でじっと脚をためて最後の直線でうまくさばいてほしいです。
対抗はトップナイフです。ずっと崩れず走れている馬で、タイミング一つかみ合えばもっと勝てているはずです。勝ち運がなかったと言っていいでしょう。世代上位の力は間違いなく持っていますし、どんな展開でも対応できる自在性があるのも強みだと思います。
ベラジオオペラも気になりますね。前走のスプリングSで重馬場をこなしているのは強みですし、差す競馬ができたのも本番の多頭数に向けて、いい経験になったと思います。
混戦の牡馬クラシック第1戦を制して世代の主役に名乗り出るのはどの馬なのか、とても楽しみです。(船橋競馬所属騎手)
【森泰斗騎手の印】
◎(1)ソールオリエンス
○(8)トップナイフ
▲(15)ベラジオオペラ
★(7)ファントムシーフ
△(12)ダノンタッチダウン
△(14)タスティエーラ
△(16)タッチウッド