中山11R・皐月賞・G1・馬トク激走馬=タスティエーラ
報知杯弥生賞ディープインパクト記念を1馬身差で快勝したサトノクラウンの初年度産駒。15年覇者の父との親子制覇を達成した。急坂を上がってもうひと伸びする持続系の末脚が武器。共同通信杯(4着)では直線で伸びあぐねたが、父同様の成長力、対応力で緩い流れでしっかりと折り合い、初の右回り、中山コースを克服した。
ブリンカーを装着した最終追い切りでは美浦・ウッドチップで3頭併せ。力む面を見せながら6ハロン81秒5―11秒5と脚を見せた。道中のずぶさへの対応か、クロス鼻革、チークピーシーズなども試し、改善に努めるのはワンステージ上を目指すためだろう。
雨が残る馬場に14番枠は、競馬がしやすそうな好枠と言える。堀厩舎×松山騎手のコンビが、G1ゲットをもくろむ。