◆クイーンエリザベス2世C・G1(4月30日、シャティン競馬場・芝2000メートル)国内最終追い切り=4月19日、栗東トレセン
大阪杯で3着だったダノンザキッド(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎、父ジャスタウェイ)は坂路を単走。最後まで馬なりだったが、力強い脚さばきで加速タップを刻み、56秒0―12秒3のタイムで駆け上がった。
安田助手は「この馬は追い切りの動きよりも精神面が大事。今日は馬場に下ろした瞬間からすぐに折り合いがついていました。前回の香港遠征では検疫厩舎に入ってからカイバを食べず体がしぼんでいましたが、今回はしっかり食べて、ふっくらしています。いい状態で向かえると思います。あとは当日のテンションに気をつけたいです」と話した。
また、同厩でチェアマンズスプリントプライズ・G1(同・芝1200メートル)に出走するアグリ(牡4歳、父カラヴァッジオ)も坂路で追い切りを消化。斎藤新騎手(レースはクリスチャン・デムーロ騎手)が騎乗していっぱいに追われ、52秒1―12秒0。安田助手は「若干、重たさはありましたが、このひと追いと輸送で理想通りに仕上がると思います」と順調ぶりを伝えた。