【CBC賞】マッドクール、2度目の重賞で必勝態勢 池添学調教師「結果を残して秋につなげたいですね」

CBC賞は通過点にしたいマッドクール
CBC賞は通過点にしたいマッドクール

◆第59回CBC賞・G3(7月2日、中京・芝1200メートル)

 23年の中央競馬は宝塚記念の25日で上半期を終え、今週から夏開催に入る。第59回CBC賞(同、中京)では8戦5勝のマッドクールが重賞初制覇に挑戦する。

 ここは通過点にしたい。マッドクールが秋の大舞台スプリンターズS(10月1日、中山)に向け、2度目の重賞・CBC賞に必勝態勢で挑む。池添調教師も「結果を残して秋につなげたいですね」と言い切る。

 戦歴が重賞級の能力を示している。2走前のシルクロードSでは、のちに高松宮記念で1、2着に入るファストフォースとナムラクレアに0秒1差の3着。前走の春雷Sはトップタイのハンデ57・5キロを背負ったうえ、重馬場で落鉄しながら、その後に函館スプリントSを制するキミワクイーンをねじ伏せた。「あの馬場で勝ち切ったのは大きいですね。馬場はいい方がいいですから」と池添師。持ち前のスピードをフルに生かせる今回の開幕週は、絶好の舞台でもある。

 21日には栗東・CWコースを単走。4走ぶりにコンビを組む坂井の手綱でいっぱいに追われて6ハロン80秒6―11秒3の好時計をマークし、トレーナーも「前走以上の状態だと思います」と目を細めた。スプリント戦では5戦4勝、3着1回。底を見せていない快速馬が初タイトル奪取で飛躍につなげる。(戸田 和彦)

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