◆第55回函館2歳S・G3(7月15日、函館・芝1200メートル)
ロータスワンド(牝2歳、栗東・中竹和也厩舎、父ロードカナロア)が姉ブランボヌール、兄ビアンフェに続く当レース制覇で、世代初の重賞ウィナーの座を目指す。
デビュー戦(6月11日、函館・芝1200メートル)が上々の内容だった。大外の11番枠から好スタートを決めてスムーズにハナへ。楽な手応えで直線を向き、ラストまで余裕のある走りで2着馬に1馬身差をつけた。中竹調教師は「余裕残しで使ったのでまだ良くなる」とレース後に明かしていたが、中間もバネを感じさせる動き。デビュー前から完成度は高かったが、1度実戦を使われてさらに良化した印象だ。父ロードカナロア、母父サクラバクシンオーと名スプリンターの血を持ち、ここでもスピードの違いを見せつけてくれそうだ。(戸田 和彦)