【函館記念・西山の特注馬】勝利の味を思い出したアラタが悲願の初タイトルへ

函館入り後も順調に調整されているアラタ
函館入り後も順調に調整されているアラタ

◆第59回函館記念・G3(7月16日、函館・芝2000メートル)

 アラタ(牡6歳、美浦・和田勇介厩舎、父キングカメハメハ)は前走の巴賞で、21年9月のケフェウスS以来、約1年9か月、9戦ぶりの白星を挙げた。この間、福島記念で2年連続3着、札幌記念で0秒3差4着、今年3月の金鯱賞でも0秒3差3着。重賞で上位に顔を出しながら、なかなかあとひと押しが利かなかった。

 前走はオープン特別とはいえ、勝利という結果を出せたことが大きいとみる。函館でも重賞6着を除けば3戦3勝と、洋芝適性も申し分なし。白星の味を思い出した6歳馬の重賞再挑戦に注目している。(西山 智昭)

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