【函館2歳S】今年の2歳1番星は伏兵ゼルトザーム 浜中俊騎手「余力もあったし、強かった」

ゼルトザーム(左)が直線で抜け出し、2歳1番星をつかんだ(左、カメラ・高橋 由二)
ゼルトザーム(左)が直線で抜け出し、2歳1番星をつかんだ(左、カメラ・高橋 由二)

◆第55回函館2歳S・G3(7月15日、函館競馬場・芝1200メートル、重)

 今年の2歳世代初の重賞となる一戦は道悪のタフな馬場の中、15頭で争われ、浜中俊騎手が騎乗した10番人気のゼルトザーム(牡、栗東・加用正厩舎、父ヘニーヒューズ)が直線で抜け出し、2歳1番星をつかんだ。勝ち時計は1分11秒7。

 2着はナナオ(西村淳也騎手)、3着はスカイキャンバス(横山武史騎手)だった。

 浜中騎手(ゼルトザーム=1着)「返し馬から芝の走りは良さそうだと思っていました。雨が降って馬場が重くなったのもこの馬にはプラスだと思っていました。3コーナーで手応え良かったし、4コーナーで少し合図を出したら反応があったので、いいなぁと思っていました。ゴール直前で手綱を緩めたら耳を立てていたように余力もあったし、強かったなと思う。

 ダートでもいいレースをしてくれたけど、今日のようなタフなコンディションではアドバンテージがあったのかなと思うので、芝に関しては今後の判断になるのかなと思います。函館は明日で最終日ですが、函館記念では連覇がかかる馬もいますし、気持ちを入れ替えて頑張りたいです」

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