◆第71回中京記念・G3(7月23日、芝1600メートル)
前走の薫風Sを勝ってオープン入りを果たしたベジャール(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父モーリス)は、久々の重賞挑戦でも侮れない雰囲気だ。3歳時には毎日杯で2着に好走した実績を持ち、砂の前走から芝に戻しても十分にこなせそうだ。
函館記念を制したローシャムパークに続き、2週連続の重賞Vがかかる田中博調教師は「今回は左回りを狙ってここへ。ダートが合っていますが、適鞍がありませんからね。それでも芝もマイルに限っては、近走でスムーズにいかなかった部分がありましたし、足りないという感触はないです」と、通用する手応えはつかんでいる。賞金加算も踏まえて、今後を占う上で重要な試金石の一戦となる。