◆第59回札幌記念・G2(8月20日、札幌競馬場・芝2000メートル)
ソーヴァリアント(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎、父オルフェーヴル)は今年の重賞2戦が(9)(12)着と首をひねる大敗。だが、北の大地で復活の目はあるとみている。2走前の中山記念は体調こそ良さそうに見えたが、パドックではやや幼い面を見せていた。前走の鳴尾記念はクリストフ・ルメール騎手いわく、序盤から走りに力みが見られた。鞍上が制御するのに苦労するほど。もちろんあれが実力ではない。
今回は函館競馬場で調整されており、トレセンとの環境の違いも復活への刺激にならないか。3走前のチャレンジC連覇時には、開催が進んで傷みが目立つ芝で1分57秒台をマーク。パワフルな走りからは、いかにも洋芝適性を感じさせるうえ、札幌コースは2戦してともに圧勝と結果が出ている舞台。前が速くなりそうなメンバーもそろっており、現状では行きたい馬を行かせて好位からレースを展開するイメージを描いている。