9月17日の中山4R・2歳新馬(芝1200メートル、16頭立て)は、11番人気の伏兵マリンバンカー(牡、美浦・南田美知雄厩舎、父エスケンデレヤ)が逃げ切って初陣を飾った。鞍上の岩部純二騎手は、2021年10月23日(2歳未勝利、ススズカコテキタイ)以来となる、うれしい勝利を挙げた。勝ち時計は1分10秒5(良)。
スタートを決めるとそのままハナに立った。終始、抜群の手応えで直線に入ると、追ってきた2着のゴンザーゴをまったく寄せ付けず、そのまま1馬身3/4差をつける逃走Vで低評価を覆した。久々の勝利の美酒に酔った鞍上は「センス良かったし、完勝です。まだ物見をしていたくらいだし、いいと思います」と笑みを浮かべた。
管理する南田調教師も「テンが遅かったので直線は残れるかなと思っていたが、こんなに楽に勝てるとは…。そんなに追ってなかったしね。距離が延びた方がいいと思う。今後は厩舎に置いて、馬の様子を見てですね」と今後を見据えた。