スプリンターズSで新女王に輝いたママコチャ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎、父クロフネ)が、一夜明けた10月2日、栗東トレセンの馬房内で元気な姿を見せた。くしくもG1初制覇後に、全姉でG1・3勝をマークした白毛のアイドルホース・ソダシの引退が発表された。「受け継いで頑張っていかないとね」と松村厩務員も力を込めた。
中山競馬場からは、日付をまたいだこの日の午前2時ごろに到着。馬運車でもおとなしく、カイバもしっかり食べたという。「(2走前の)北九州記念よりも数段、状態は良かった」と自信を持って送り出した同厩務員。鼻差接戦には「勝ってくれ」と願ったという。まだ今後の成長も見込める4歳牝馬が、姉の背中を追い続ける。