◆第74回毎日王冠・G2(10月8日、東京競馬場・芝1800メートル)=10月2日、美浦トレセン
2021年1月からマイル戦ばかりを使われてきたウインカーネリアン(牡6歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)が約2年9か月ぶりに1800メートルに距離を延ばしてきた。鹿戸調教師は「多少、距離は延びるけど、そのぶん楽に行けそう。楽に行けるぶん、いいかなと思う。馬場もいいところを通れるだろうしね」と意に介さない。
前走の安田記念は果敢に先手を奪うと、絶妙な逃げ。最後の直線では後続に来られる厳しい展開ながらも二枚腰を発揮し、0秒7差の8着に踏ん張った。トレーナーは「前走はこの馬なりに頑張っていたし、自分の競馬はできた」と前を向く。開幕週の馬場で楽に先行できれば侮れない存在になりそうだ。