横山武史騎手(24)=美浦・鈴木伸尋厩舎=が、10月9日の東京7R・3歳上1勝クラス(ダート1600メートル=14頭立て)でタイセイキューティ(牝3歳、美浦・奥村武厩舎、父ダンカーク)に騎乗して1着となり、3年連続となる年間100勝を達成した。川田将雅騎手(37)=栗東・フリー=、クリストフ・ルメール騎手(44)=栗東・フリー=に続く今年3人目の記録。勝ち時計は1分37秒3(不良)。
最内枠からスタートはひと息だったが、後方でじっくりと構えた。直線では迷わず最内を突くと、スペースを見つけて一気の伸び脚。最後は2着のシルバーニースに半馬身差をつけて、見事な手綱さばきが光った。自身は1、3、5Rに続く騎乗機会4連勝で、鮮やかに達成してみせた。
鞍上は「想像以上に強かったです。思った以上に(ペースが)速くて、後ろからになりました。前走はそういう勝ち方をしていたので、腹をくくって内を突きましたが、馬が応えてくれました」と、笑顔がはじけた。
年間100勝については「最低目標として毎年100勝するということを掲げているので、まずは達成できたことにホッとしています。毎週良い馬にたくさん乗せていただいているので、今日で何とか決められればと思っていましたが、まさかここまでスムーズにうまくいくとは正直、思っていなかったです。今年は去年よりペースが落ちてしまっているので、ここからさらにペースを上げて去年を超えるように頑張りたいと思っています」とコメントした。