![勝利したダノンエアズロック(手前、カメラ・荒牧 徹)](https://hochi.news/images/2023/10/21/20231021-OHT1I51244-L.jpg)
10月21日の東京9R・アイビーS(2歳オープン・リステッド、芝1800メートル=6頭立て)は、2番人気のダノンエアズロック(牡、美浦・堀宣行厩舎、父モーリス)が、堂々のデビュー2連勝を飾った。22年のセレクトセール1歳部門で4億5000万円の超高額で落札された良血馬が、豊かな将来性をアピールした。勝ち時計は1分48秒2(良)。
最内枠からスタートを決めると、逃げるホウオウプロサンゲを見る形で2番手へ。前半1000メートル通過1分3秒1のスローペースのなか、直線はヨーイドンの瞬発力勝負に持ち込まれたが、上がり最速タイ32秒7の切れ味を発揮して逃げ馬をきっちりとらえた。
初コンビを組んだ短期免許で来日中のモレイラ騎手は「とてもいいスタートだった。少頭数でペースは速くなかったが、2戦目の競馬でもよく折り合って馬が賢い。コントロールしやすかった。いい流れでリズム良く運べて、しまいもしっかり瞬発力を見せてくれました。将来が楽しみです」と、器の大きさを評価した。