◆サウジC・G1(2月22日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)国内最終追い切り=12日、栗東トレセン
海外G1初制覇を目指すフォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)が、坂路で国内最終追い切りを行った。
サウジダービー・G3に出走する僚馬ミストレスを追走。適度な前進気勢で、パワフルに駆け上がった。53秒9―12秒1でほぼへ移入。騎乗した坂井瑠星騎手は「何も問題なく終えられました。あとは無事に輸送をして、無事に使えれば。今回は在厩で調整していますが、何も問題ありません。(馬は)海外も5回目だし、慣れています。日本で乗るのと、何も変わらないですね」と順調ぶりをアピールした。
前走は東京大賞典・G1で国内の強豪古馬を撃破。「3歳で東京大賞典を勝つのは、普通に考えたらハードルが高いけど、この馬にとったら全然そんなことはない。目標はあくまでサウジ、ドバイだけど、無事に勝ててよかった」と振り返る。昨年のケンタッキーダービー、ブリーダーズCクラシック(ともに米G1)で3着と、実力は世界でもトップレベル。悲願のビッグタイトルに向け、態勢は整っている。