【共同通信杯・水納の特注馬】安定感抜群のワンモアスマイル 重賞でも能力は通用する

ワンモアスマイル
ワンモアスマイル

◆第59回共同通信杯・G3(2月16日、東京・芝1800メートル)

 クラシックへの登竜門である共同通信杯は、今年も楽しみなメンバーが集まった。注目する一頭は、安定感抜群のワンモアスマイル(牡3歳、栗東・藤岡健一厩舎、父ブリックスアンドモルタル)だ。

 デビュー前から藤岡調教師が「A++」と評価していた逸材。マイル重賞で3連対の母ワントゥワン、短距離重賞4勝の祖母ワンカラット、その妹で桜花賞馬のジュエラーなど、一族を多く手がけてきたトレーナーの言葉だけに、説得力がある。

 ここまでは5戦1勝、2着3回、3着1回。負けた4戦も、全て相手が悪かった。3着だった野路菊Sは1着が京都2歳S覇者のエリキング、2着がホープフルS2着のジョバンニ。紫菊賞(2着)で敗れたビップデイジーは、その後に阪神JFで2着と好走した。どんな条件でも自分のリズムを保ち、崩れないのが強みだ。

 先週の追い切りは栗東・坂路で53秒6―12秒4。目一杯に追われ、ルアスカリーン(3歳未勝利)を4馬身追走して5馬身先着する、豪快な動きだった。態勢は整っていると判断して良さそうだ。重賞でも、能力は引けを取らないはず。ここで賞金を加算して、クラシックへ駒を進めてほしい。(水納 愛美)

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