異例の変更! 引退のヴェルトライゼンデが乗馬予定からサラブレッドオークション上場 種牡馬への道を探る

ヴェルトライゼンデ
ヴェルトライゼンデ

 重賞2勝を挙げたヴェルトライゼンデ(牡8歳、父ドリームジャーニー)が2月13日にサラブレッドオークションに上場されることになった。当初は北海道のノーザンホースパークで乗馬になる予定だったが、異例の変更となった。馬主だったサンデーサラブレッドクラブが2月10日、発表した。

 同馬は兄にワールドプレミア、ワールドエースの重賞勝ち馬を持つ良血馬。栗東の池江泰寿厩舎に所属し、何度も脚部不安に見舞われながらも2022年鳴尾記念、2023年日経新春杯と重賞2勝を挙げ、ファンの多い馬だった。しかし、2月8日に左前脚屈けん炎を発症し、競走馬登録を抹消されることが決定。乗馬になる予定が決まっていた。

 サンデーサラブレッドクラブは「競走馬としてではなく、種牡馬としての価値を諮る考えです」と説明。今後は種牡馬となる道を探り、その血を次世代へ残せるかの可能性を求めることになった。競走馬登録を抹消した後、重賞勝ち馬がこういう形でサラブレッドオークションに上場されるパターンは極めて異例。今週13日に行われるオークションの行方に注目が集まりそうだ。

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