【クイーンC・ヤマタケの特注馬】一頓挫あった前走は「出世レース」 ロンドボスは重賞でも通用する素材

ロンドボス
ロンドボス

◆第60回クイーンC・G3(2月15日、東京競馬場・芝1600メートル)

 ロンドボス(牝3歳、栗東・藤原英昭厩舎、父モーリス)の前走、赤松賞は1勝クラス特別とはいえ、近年で存在感が増している。2020年アカイトリノムスメ、2021年ナミュール、2023年ステレンボッシュと勝ち馬からG1ホースが続々と出ている。

 ロンドボスは昨年の赤松賞で3着。勝ち時計は1分33秒9だった。1995年に牝馬限定の東京芝マイルの施行になってから、勝ち時計が1分33秒台だったのは、今回を含めわずかに3度。過去2度は先述したように勝ち馬がG1ホースになった2021年と2023年だった。昨年もある程度のレベルには到達していたと考えている。

 その中で3着だったが、上位2頭の目標にされた感が強く、力負けとは思わない。しかも、本来は前週のデイリー杯2歳Sへの出走を予定していたが、左前の蹄の炎症でスライドした出走。中間に一頓挫があった。

 今回は調整も順調で1週前にはコンビ復活となる戸崎が騎乗。「初戦に比べると、緩さは少し抜けたかなという感じがします。東京の1600メートルはいいと思っています」と口にした。本来の力を発揮できれば、重賞でも十分に好走できる素材だ。(山本 武志)

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