◆第75回阪神ジュベナイルF・G1(12月10日、阪神競馬場・芝1600メートル)
前走の京王杯2歳Sを制して3連勝中のコラソンビート(牝2歳、美浦・加藤士津八厩舎、父スワーヴリチャード)は、勢いに乗ってG1初制覇を狙う。6月の東京での新馬戦こそ3着に敗れたが、メンバー唯一の3勝で実績最上位。加藤士調教師は「チャンスなのでいい結果が出るように、しっかり仕上げていきたいと思います」と意気込む。
美浦・Wコースでの1週前追い切りは、前を行く僚馬2頭を3番手から追いかける形から、直線では馬なりのまま上々の伸び脚を見せ、5ハロン67秒0―11秒5をマークした。トレーナーは「すごくいい追い切りができたと思います。ジョッキー(横山武史騎手)の感触も良さそうな感じでした。あとはうまく折り合えればというような話をしていました」と、手応えをつかんでいる。今年の初年度産駒が好調な父スワーヴリチャードに、大きなタイトルをプレゼントできるか。