こんにちは、山本です。今日は自宅からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。
さて、今年最後の更新です。一応、現場に本格復帰の1年目。実は「昨年デスクやってたの?」「何が復帰なん?」なんて言われることも多く、その点は非常にありがたい限り。昨年の内勤時代、月に2回栗東に行かせてもらっていたおかげで、ゼロからのリスタートではなく、ある程度の感覚を持って戻れたことは会社に感謝ですね。
振り返れば、報知の競馬面を長年引っ張ってきた和田先輩の訃報から始まった、この1年。早いものですねぇ。いちファンとして、予想や記事を読んでいた人と同じ職場で15年近くも仕事をするなんて、競馬をやりたいと報知新聞に入ったとはいえ、想像もつかなかったなぁ。
まぁ、ワタクシもいい年になりました。最近は競馬記者仲間になった後輩や、名刺を交換したJRA職員の方々などから「ブログ読ませてもらっています」ということが増加。正直、驚きます。ただ、こんな感じで全く重さのない軽~い感じの文章なので、リスペクトというよりはフレンドリーという感じ。まぁ、その方がこっちも楽です。今後も当ブログを読んで、一緒に競馬記者やりたいって人、歓迎ですよ。ともに働いて、飲んで、楽しみましょう♪
ということで、最後まで脱線しまくった前振りが終わったところで、そろそろ本題へ。明日28日の競馬を中心に見ていきましょう。
明日は何と言っても中山11RのホープフルSでしょうね。今年は朝日杯FSでアドマイヤズーム(牡、父モーリス)が未勝利勝ちからイッキのG1勝利となりました。勝ちっぷりは優秀ですし、個人的には好きな馬なんですが、最優秀2歳牡馬というタイトルに関しては例年よりホープフルS組に有利に働くんじゃないかな、と思っています。
まずは主役でしょうね、この馬が。斉藤崇厩舎のクロワデュノール(牡、父キタサンブラック)です。何度か書いていますが、前走の東京スポーツ杯2歳Sは仕上がり途上での完勝。担当の間宮助手は「びっくりした」と口にします。最初は飛び抜けたという感じでもなかったそうですが、同助手は「大成(団野J)が『いい』と言っていたんですよね。最近はトモの入りなどは良くなってきました」と成長&上昇度を感じ取っている様子。陣営、北村友Jともに今後の成長にかなり期待しているだけに、ここも通過点となるなら、来春の「核」になるでしょうね。
須貝厩舎は2頭出し。マジックサンズ(牡、父キズナ)は札幌2歳Sの勝ち馬です。「あの時はまだ早いかなという状態で勝ってくれた。今でも、(完成は)まだ先と思っているよ」と口にしますが、それでいて阪神JF勝ち馬のアルマヴェローチェに先着しているんですからね。帰厩後は何本も速い時計を出しているように、力を出せる状態にあると思います。あと、僚馬のリアライズオーラム(牡、父オルファーヴル)に関しては「初勝利まで時間がかかったけど、勝てるレースもあったからね。相手なりに走れないか、という気持ちもある」とこちらは大駆けを狙います。
あとは杉山晴厩舎のジョバンニ(牡、父エピファネイア)。こちらは新馬Vの後、野路菊Sと京都2歳Sはどちらもエリキングの2着だったんですよね。「完成度は高いと思いますけど、徐々に体の使い方が良くなっている。1週前追い切りでは地下馬道を上がる時には息が入っていました」と大久保助手。この馬は最内枠からのさばき次第でしょうね。
松永幹厩舎はデルアヴァー(牡、父Frankel)とヤマニンブークリエ(牡、父キタサンブラック)の2頭出し。実は1週前にトレーナーから「ともに人気はなさそうだけど、楽しみにしてるんだよね」と言われたことが妙に印象に残っています。最後に矢作厩舎のジュタ(牡、父ドゥラメンテ)。矢作調教師は「今回は力試し」と説明しながらも、「東京より中山の方が合いそうだから、という面はある」と参戦の意図を口にしていました。狙っている雰囲気は伝わりましたよ。
さて、少しだけPOG情報。友道厩舎でドウデュースの弟になるエンダードラゴン(牡、父リアルスティール、母ダストアンドダイヤモンズ)は1月6日の中京ダート1400メートル、鞍上はもちろん武豊Jを予定しています。この馬、デビュー予定が1か月近く延びて、障害練習を交えた異例の調整を行ってきました。「口向きが本当に悪くて、じっくり取り組みました。そういう面を考慮して、本当はドウデュースよりスラッとした芝向きの体かなとは思うけど、この条件へ」と友道調教師。動き自体は悪くないみたいなんですよ。ただ、止め際とかコースへの入りとかで幼い面があるとのこと。これだけ時間をかけてやってきたことが、実戦で報われればと思っているんですけどね。
では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。
中山1R・8アパッシメント(全兄のサイクロトロンはダート6ハロンで活躍。初戦も上々の伸び脚だが、いかにも初戦という走りだった)
続いては馬券王への道 延長戦でございます。
中山9R・11マーシヴィガラス(結構、前=未勝利時代から狙ってきた馬。今回は手の合う丹内Jに戻って、差し脚生かす)
京都3R・3ダンタリオン(展開厳しい中で踏ん張った前走内容に舞台適性感じる)
京都7R・11グラヴィス(前走はスムーズさ欠いた。一戦ごとに良化)
今日はここまで、また来年です。よいお年を! ではでは