◆第41回ホープフルS・G1(12月28日、中山競馬場・芝2000メートル)=12月27日、美浦トレセン
新馬戦、アイビーSと無傷の2連勝でG1に挑むマスカレードボール(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ドゥラメンテ)は、坂路を64秒2―15秒5で駆け上がり最終調整を完了。フットワークは軽快そのもので、体調の良さを感じさせる。手塚調教師も「普段と変わらず、カイバをバリバリ食べてますよ。体重はプラスになると思う」と、納得の表情を浮かべる。
前走のアイビーSは、伸びない内を上がり3ハロン最速となる33秒4の末脚で突き抜け快勝。半姉マスクトディーヴァ譲りの脚力は、G1でも全く見劣らない。トレーナーは「器用ではなく、今までワンターンのコースしか走ってないからね。3、4コーナーでフワッとするところもあるし、そこでエンジンがかかれば」と課題を挙げながらも、「潜在能力は間違いなくあるので」と言葉に力を込めた。