来週が勝負です(栗東)

エヴァンスウィート
エヴァンスウィート

 こんにちは、山本です。今日は栗東から西宮の自宅に戻ってきてのパッチパチ。これも木曜によく使っていたフレーズでして、徐々に以前の形を取り戻しつつあります。ではでは、早速いってみましょうか♪

 さて、今日は実に「1年ぶり」でした。何がって、栗東連泊で2日連続のトレセン取材です。内勤中心だった昨年は月に数回は行かせてもらっていましたが、やはり取材は1日が限界。中で仕事があるのだから当然です。しかし、何となくゲスト感を感じながらというか、線でつなぐというよりも点の意識が強い中での取材だったように思います。

 だからね、昨年よく感じたのが、取材しようと思った方と会えずに終わってしまった時のむなしさ。「あ~、あと数週間は話を聞けずか…」などともやもやしながらの帰還が多かったものです。これからのPOGは「明日があるさ」と余裕の気持ちで迎える取材です。当然、怠けるわけではありませんが、その方が色々と雑談も弾む→思わぬ「いい話」が聞けるということも多かったりします。まぁ、ぼちぼちとリズムを戻していきたいですね。

 さて、そろそろ本題へ。今日はまず午後のX(旧ツイッター)でも書いた音無厩舎のレッドエヴァンス(牡、父ロードカナロア、母レッドアヴァンセ)について触れたいと思います。14日の京都芝マイルでの初陣へ向けた1週前追い切り。今日の栗東・坂路では52秒2という好時計をマークしました。音無調教師は基本、デビュー前の新馬については慎重と何度も書いてきましたよね。「レースを使ってみないと分からんよ」と言いつつも、「お母さんがマイラータイプで、このお父さんだから、まずはマイルから。レベルが高い馬だよね」と言葉を続けました。

 正直、ゲート試験時のトーンはそんなに高くなかった。ていうか、低かったかもしれません。しかし、です。「ゲート後の放牧で良くなった。体はあるけど、兄(レッドルヴァンシュ)よりもひと回りは小さいし、それもいいと思う」と冷静に語りながらも、期待感が伝わります。「マイルから距離を延ばせるような感じだったらいいね」と今後も見据えている様子。来週もしっかり聞きたいと思います。

 この馬、結構厚く取り上げているなと思った皆さん。馬トクYouTube動画で我々のドラフト動画をご覧くだささい。この馬、ワタクシのドラフト2位です。ぶっちゃけ、大苦戦中ですが、大逆襲にかけています。その先鋒になってほしいワケです。少し話がそれますが、坂本記者とキュン水納記者参加で、このドラフトの中間報告会をやろうと動画内で話しましたが、現在企画中です。少々、お待ちくださいませ。

 話を戻します。このドラフトで指名している友道厩舎で兄姉にG1ホース3頭がいる良血馬エヴァンスウィート(牝、父スワーヴリチャード)です。こちらは13日の京都芝マイル(牝馬限定)で復帰します。今回は間隔を空けて、立て直した形。「良くなってますよ」とはこの一族を非常によく知る安田助手。「跳びが小さくて、硬めの馬だったんですが、跳びが大きくなっているし、成長を感じます」と言葉を続けます。今日の追い切りで遅れはしたんですが、まだ非力な面があり、雨の影響を多分に受けた馬場がこたえた様子。全体的には復帰即好勝負を期待したい雰囲気ですね。

 そのドラフトの第1位だったドゥマイシング(頑張って欲しい!)が苦しんでいる矢作厩舎。今、カレンブーケドールの下になるサンライズソレイユ(牡、父キズナ、母ソラリア)がいるんですが、雰囲気が良さそうですね。「馬っぷりがいいですし、水準以上の時計が出ています」と岡助手。跳びが大きく、まだワンペース気味な面があることから、再来週のダートの番組を本線に考えていくようですが、ちょっと面白そうな存在です。

 最後に池江厩舎。昨年末に新馬を勝ったスマートスピア(牡、父キズナ)は白梅賞で連勝を狙うとのことです。そして、1月14日の京都芝マイルで先ほど書いたレッドエヴァンスの強敵となりそうなのが、ミエスペランサ(牝、父リアルスティール、母ミスエルテ)です。鞍上は西村淳J。お母さんは重賞勝ちがファンタジーSのみですが、牝馬ながら挑戦した朝日杯FSで1番人気を集めた(結果は4着)ほどの注目を集めた馬でした。「お母さんに似て、カリカリした気性です。体は薄手。お母さんのように切れる脚がありそうで、初戦向きというイメージですね」と池江調教師の感触は悪くありません。この時期の新馬、レッドも含めて、除外という要素を考えないといけませんが、なるべく予定通りのデビュー戦を走らせてあげたいもの。まぁ、ワタクシのPOG的には困るんですけどね。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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