藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、今年初勝利を目指して土曜は1月8日以来、約1か月ぶりに関東圏の東京で6鞍に騎乗し、日曜は再び小倉へ戻り4鞍の手綱を執る。
日曜6Rのコスモララバイは、初騎乗だった前走で3着。中団からレースを進めると、最後の直線では外から猛然と末脚を伸ばし、頭+首差まで迫った。「4コーナーで手応えがありましたが、少しエンジンのかかりが遅かったですね。特徴をつかんだので、これを頭に入れて乗り方を工夫します。能力がある馬だと思います」と、今年初勝利へ気合が入る。
土曜7Rは、騎乗した2走前の中京2歳S(5着)で強烈な決め脚を披露したアイファーバトルと再びコンビを組む。「ゲートが速くないですし、追い出した時にモタれてしまうので、スピードに乗るのにやや時間がかかります。それでもいい脚を持っていますし、ゆったり構えて、しまいを生かせれば」。
土曜2Rはデビュー戦となるチャコールアニーの手綱を執る。7日の美浦・Wコースで騎乗するなどコンタクトを図ってきた。「気持ちが入りやすく、気性的に新馬向きですね。適性はダートの短いところで、先々はもっと短くなるかもという印象です。最初はこれくらいの距離で余裕をもって運べれば」と感触は悪くない。
土曜12Rはタケルジャックに騎乗する。自身が騎乗した3走前は勝負どころで前が壁になり、不完全燃焼だった。「3走前に乗せていただいた時がもったいないレースでした。直線が長い東京は合うイメージです。ためて、しまいを生かしたいですね。このクラスでも通用する馬だという感触があります」と能力を感じ取る。
【土曜東京】
1Rヨリノサルティア(牝3歳、美浦・根本康広厩舎、父コパノリッキー)
2Rチャコールアニー(牝3歳、美浦・高橋文雅厩舎、父ビーチパトロール)
5Rシルクニードル(牝3歳、美浦・萱野浩二厩舎、父ファインニードル)
6Rジャジャウマアスク(牝3歳、美浦・田島俊明厩舎、父オルフェーヴル)
7Rアイファーバトル(牡3歳、美浦・根本康広厩舎、父バトルプラン)
12Rタケルジャック(牡6歳、美浦・小桧山悟厩舎、父ブラックタイド)
【日曜小倉】
2Rイズジョーゴモリー(牝3歳、栗東・北出成人厩舎、父サンダースノー)
3Rサザンレイク(牝4歳、美浦・根本康広厩舎、父ヘニーヒューズ)
5Rホワイトシップ(セン3歳、美浦・武井亮厩舎、父ゴールドシップ)
6Rコスモララバイ(牝3歳、栗東・吉田直弘厩舎、父ハリーエンジェル)