【10R】佐賀記念は、昨年から1着賞金が3000万円に引き上げられた。これが奏功したのか、メンバーの充実が著しい。今年は、JBCクラシック、同レディスクラシックのともに2着馬などJRAの精鋭が佐賀に遠征してきた。地方勢にとっては厳しい戦いになそうだが、マンダリンヒーローの走りに期待する。
2022年のデビューから4連勝。全10戦で着外は昨年に遠征したケンタッキーダービー(12着)だけ。その前のサンタアニタダービーでは2着の快走をみせている。前目を進んで差す競馬が基本だが、昨年の戸塚記念(川崎)では中団から2着に入った。2000メートルの持ちタイム2分3秒2はメンバー中2位。序盤の速い流れにも十分対応できるとみる。
地元佐賀からはヒストリーメイカー。10歳だが脚は健在。昨年の中島記念は、前半に自ら動いてハナに立ち押し切った。中央時代の22年には阪神の2000㍍で2分4秒1を記録。全体で5番目のタイムで、佐賀記念でも追走に苦労することはなさそうだ。