◆第19回オーシャンS・G3(3月2日、中山競馬場・芝1200メートル=1着馬に高松宮記念の優先出走権)
オタルエバー(牡5歳、栗東・中竹和也厩舎、父リオンディーズ)が巻き返す。2連勝で臨んだ前走のシルクロードSは16着に大敗したが、18頭立ての17番枠から終始、外を回り脚がたまらなかった印象。2走前のリステッド・ラピスラズリSは、先行策からラスト3ハロンも33秒6の脚でまとめ快勝しており、中山へのコース替わりも問題ない。
前走時の最終追い切りで坂路の荒れた時間に、自己ベスト49秒7の猛時計をマークした速力の持ち主。能力は重賞でも引けは取らない。好枠が当たれば、さらに期待が膨らむ。(戸田 和彦)