◆第42回中山牝馬S・G3(3月9日、中山・芝1800メートル)
前走のターコイズSで重賞初制覇を飾ったフィアスプライド(牝6歳、美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)は、いよいよ充実期に入って引き続き期待できる。1週前追い切りは美浦・Wコースで6ハロン83秒5―11秒2をマークして、この中間も動きの良さが目を引く。
前走を勝ったことでハンデは見込まれそうだが、2勝を挙げる得意の中山なら不安はない。前走のようにスタートを決めて流れに乗れれば、大崩れは考えにくい。国枝調教師も「前走はさすがルメさん。それまではちぐはぐな競馬だったけど、ああいう競馬ができるのなら」と頼もしく、勢いに乗って重賞連勝を期待したい。(坂本 達洋)