第60回金鯱賞・G2が10日、中京の芝2000メートルで行われる。
昨年の菊花賞を変幻自在の競馬で制したドゥレッツァ(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎)が大目標の天皇賞・春を視野にここで始動する。現在5連勝中で新潟の日本海Sなど、そのうち3勝が左回りの2000、2200メートル。59キロを克服し、24年の好スタートを切る。
昨年の勝ち馬で香港カップ5着以来のプログノーシス(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎)は天皇賞・秋3着があり、実績、能力とも上位の存在。ここを勝って今シーズンの飛躍につなげたい一戦。
毎日杯2着、新潟記念1着のノッキングポイント(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)の適正はやはり中距離。菊花賞15着は致し方ない結果だ。距離合うここで巻き返しも。
日経新春杯を差し切ったヨーホーレイク(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、中日新聞杯1着、2着のヤマニンサルバム(牡5歳、栗東・中村直也厩舎)、ハヤヤッコ(牡8歳、美浦・国枝栄厩舎)など中京実績のある馬たちも楽しみな存在。(大上 賢一郎)