牡馬戦線を見てみよう(栗東)

ミスタージーティーがホウオウプロサンゲ(左)との叩き合いを制す
ミスタージーティーがホウオウプロサンゲ(左)との叩き合いを制す

 こんにちは、山本です。今日は阪神競馬場からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、もう30年近く前のこと。元ドリフターズの荒井注さんがカラオケボックスを経営しようと建物を建てたのですが、入り口が狭すぎて、カラオケの機材が入らない→営業断念という悲しい話をニュースで見たことがあります。当時はアホちゃうか、と笑っていましたが、実は今になって…。

 つい先日のこと。自宅近くの商店街で安くて、良さそうな中古自転車を発見。栗東での運動不足を解消しようと衝動買いです。で、栗東へ移動前の車に載せようとしたのですが、これが3列シートを倒したスペースにも収容しきれない。よくよく考えると、車に入りそうにないサイズだったのです。自宅に駐輪場はなし。残念無念…。返品やむなし、です。

 しかし、ここから事情を説明した自転車屋のオッちゃんがすごかった。「これは入れ方さえ工夫すれば入るぞ」とハンドルを右に左に、後ろの部分を右に左に振り回し、ワタクシにも的確に指示。すると、見事にスッポリ収まったのです。「オッちゃんだって、損させるワケにはアカンからな」と恐らく70歳近いオッちゃんが汗を拭きながら熱い言葉。一本筋が通っている昔気質の職人さんに触れて、ホッコリした感じになりました。

 ということで、自分の情けない話をサラッと書いたところで、そろそろ本題へ。今日はまず、牡馬の皐月賞への道を考えたいと思います。

 本日の阪神でトライアル第2弾の若葉Sが終了。ミスタージーティーとホウオウプロサンゲが優先出走権を獲得しました。レースの模様は当社HPを見ていただければと思いますが、ミスタージーティーはまともに競馬して、しっかりと結果を出せたことが大きな収穫。この競馬ができたことは本番にもつながると思います。

 ということで、まずは皐月賞の出走ボーダーをまとめてみましょうか。明らかに路線の違う馬や別路戦を表明している馬は入れずに、900万円を超える馬を挙げてみました。

優先=報知杯弥生賞〈1〉

コスモキュランダ(牡、父アルアイン)=美浦・加藤士

優先=報知杯弥生賞〈2〉

シンエンペラー(牡、父Siyouni)=栗東・矢作

優先=報知杯弥生賞〈3〉

シリウスコルト(牡、父マクフィ)=美浦・宗像

優先=若葉S〈1〉

ミスタージーティー’(牡、父ドゥラメンテ)=栗東・矢作

優先=若葉S〈2〉

ホウオウプロサンゲ(牡、父キズナ)=栗東・矢作

優先=スプリングS〈1〉

優先=スプリングS〈2〉

優先=スプリングS〈3〉

〈9〉ジャンタルマンタル(牡、父Palece Malice)=栗東・高野、6600万

〈10〉レガレイラ(牝、父スワーヴリチャード)=美浦・木村、3900万

〈11〉ジャスティンミラノ(牡、父キズナ)=栗東・友道、2450万

〈11〉ダノンデサイル(牡、父エピファネイア)=栗東・安田、2450万

〈11〉ビザンチンドリーム(牡、父エピファネイア)=栗東・坂口、2450万

〈14〉エコロヴァルツ(牡、父ブラックタイド)=栗東・牧浦、2400万

〈15〉サンライズジパング(牡、父キズナ)=栗東・音無、2090万

〈16〉アーバンシック(牡、父スワーヴリチャード)=美浦・武井、1700万

〈17〉サンライズアース(牡、父レイデオロ)=栗東・石坂、1600万

〈18〉ウォーターリヒト(牡、父ドレフォン)=栗東・河内、1200万

〈19〉シュバルツクーゲル(牡、キズナ)=美浦・鹿戸、1150万

〈20〉パワーホール(牡、父スワーヴリチャード)=栗東・昆、1000万

 一応、今回は毎日杯に出走予定馬を抜いています。最近はなかなか中2週で皐月賞は少ないですからね。現時点では900万の組は厳しそうで、例年より少し高いといった印象ですかね。

 そのラストトライアルとなるスプリングSが明日の中山で行われます。関西馬は3頭ですが、どの馬も面白そう。松永幹厩舎のログラール(牡、父モーリス)はデビュー時から、すごくトレーナーの期待が高かった一頭なんですよね。「発馬次第にはなると思うけど、能力的は重賞でどこまでやれるか楽しみにしています」と話していました。

 河内厩舎のウォーターリヒト(牡、父ドレフォン)は重賞でも好走の実績あり。「最初に乗った時に勝ちましたが、しまいが物足りないような感じがしました。ためる方が合っているんだと思います」と幸J。ここも自分の競馬に徹するようで、前が少しでも速くなれば台頭のシーンも十分にあるのでは。

 友道厩舎のジュンゴールド(牡、父エピファネイア)は巻き返しを期す一戦。「前走は調教でも今までで一番動いていたんだけど…。イレ込んでいたからね」と友道調教師は振り返ります。とはいえ、デビューから2戦のパフォーマンスは圧巻でしたし、即反撃があっても驚けません。

 そうそう、友道厩舎といえば、友道師から「秘密兵器だよ」と指摘され、今週の調教を見守ったのがダノンモンテローザ(牡、父ロードカナロア、母パーフェクトトリビュート)。で、一緒に見ていたのですが、オープン馬に先着した動き、時計を見たワタクシはトレーナーに「これ、秘密になりませんやん…」とポツリ。笑っている友道師。まぁ、動くのが分かっているから、オープン馬と併せていた…。というわけで、来週24日の阪神芝マイルを藤岡康Jで予定。ちょっと、いやかなり注目です。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

阪神3R・6ベラジオラオウ(デビューから3戦、どれも展開が厳しい競馬でも大崩れせず。地力上位は明らか)

 続いては馬券王への道 延長戦です。

阪神2R・16メイショウチュラカ(大橋調教師、田口Jともに「調教は動くのに」とポツリ…。大外枠がいい方に出ないか)

中京11R・5テーオードレフォン(先行利生かして、ハピの追撃封じる)

中山10R・2ハコダテブショウ(馬具を工夫。絶好枠から楽に行ければ)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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