◆第72回日経賞・G2(3月23日、中山・芝2500メートル)
クロミナンス(牡7歳、美浦・尾関知人厩舎、父ロードカナロア)は、初の重賞挑戦となった前走のアメリカJCCでしぶとく脚を使い0秒2差の3着。重賞戦線でも十分に通用する力を照明した。4度の骨折により長期休養を余儀なくされていたが能力の衰えは見られず、むしろキャリア11戦というフレッシュさがいまだ底を見せない魅力を感じさせる。
1週前追い切りの3月13日には、美浦・Wコースで鋭い伸びを見せ5ハロン66秒9―11秒4をマークした。中山芝コースは開催が進んでも前残りの傾向が強く、先行力がある当馬にとっては願ってもないコンディション。遅れてきた大物が重賞初制覇を飾る。