銀河系の予感(栗東)

福永祐一調教師
福永祐一調教師

 こんにちは、山本です。今日は栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、大谷選手の水原通訳に関する報道が注目を集めています。まぁ、色々な真偽も分からないし、そもそも野球担当でも何でもないので、この件の是非について触れはしませんが、よく見る単語が「ギャンブル依存症」。またまた、これはイメージが悪くなるよなぁ…。

 ワタクシ、何度か書いてますが主なギャンブルは競馬のみ。パチンコ店には20年近く行ってないし(単純にうるさいんですよね)、ボートレースや競輪も知り合いがいれば年末の大一番を買ってもらうぐらい。香港出張の時は1日か2日、カジノのためにマカオには渡るか。まぁ、カじノってのが最も怖いワケですが…。

 しかし、6億8000万円ですよ。そんな額を聞いていると、馬連総流し×100円から2点ほど抜こうか真剣に考えていることがアホらしくなってくる。とはいえ、向こうは向こう。こっちはこっちです。合法のもと、セコセコ馬券を細かく刻み、数千円勝った負けたで悲喜こもごもの庶民であり続けたいものです。

 ということで、そろそろ本題へ。まずは明日の競馬から見ていきましょう。

 実は明日、非常に注目しているのが阪神5Rです。まずは先週も触れた友道厩舎のダノンモンテローザ(牡、父ロードカナロア、母パーフェクトトリビュート)です。陣営の期待度については先週も触れましたが、手綱を執る藤岡康Jも「やるごとに動きが良くなっています。今週の動きもよかった。既走馬相手でもやれるんじゃないですかね」と手応えをつかんでいるようです。ちなみに友道厩舎+ダノンは名前に聞き覚えのある方もいるかもしれない、ダノンフィーバー以来、実に12年ぶりになるそうです。

 そうそう、面白い話がありまして。数日前にさかのぼるのですが、友道調教師にある2歳馬取材をしている時のこと。「矢作厩舎の一つ上のお兄さん、まだデビューしてないの」「あっ、まだちゃいますかねぇ」。その「まだ」と言った馬、カポデテュティカピ(牡、父Frankel、母Fahan Mura)も同じ阪神5Rに投票してきたから驚きました。「動けるようになってきましたね。追い出してからのもっとスッと反応してもいいけど、時計は出ていますから」と岡助手の手応えも悪くない。思わぬ激突に昼過ぎから注目しておきます。

 中京では9Rで大寒桜賞。キタサンブラックの半弟になるシュガークン(牡、父ドゥラメンテ)が出走します。引き続き、手綱を執るのは兄の主戦でもあった武豊J。「前走は強かったね。初戦は左にもたれたりしたけど、距離が延びてレースがしやすくなった。着差以上の勝ち方だったと思う。さすがこの血統ですね。心肺機能の高さは、ブラックの下だなあと感じる」と高い資質を感じ取っているようです。この一戦に勝てば、春のクラシック戦線に何とか間に合うのでは、と思います。「清水厩舎ですし、また一緒に大きな舞台に挑めればと思う。初戦を使ったあとの変わり身がすごかったね。左回りに替わるのもいいと思う」とレジェンドは好感触を口にしていました。

 さて、ここからは2歳馬情報。今日は福永祐一厩舎です。と、先月末から何度も書いてますが、この表現には何か違和感がある。今でもたまに「ユーイチさん」ではなく、「ジョッキー」と昔の呼び方が出ることがあります。

 その福永厩舎の2歳馬ですが、想像通りかもしれませんが、とても1年目とは思えないラインアップ。確実に将来の銀河系、いや、もうすでに銀河系かも、なんて思ったりもします。

 まずはネブラディスク(牡、父ドゥラメンテ、母リリサイド)ですかね。馬主は金子真人HD。姉に年度代表馬リスグラシューがいる血統で、セレクト1歳セールでは1億6000万円がつきました。ただ、福永師は「ドゥラメンテにリリサイドなら血統的にもっといってもいいけど、その時のバランスは良くなかった」と冷静に分析します。ただ、こう言葉を続けました。「ガラッと変わってきた。格好いい体になっていた。5、6月ぐらいにこちらに移す予定。(グンと良くなったのは)去年の秋ぐらいかな。今年見て、良くなったなぁと」。トレーナーいわく、ドゥラメンテは成長力があり、ガラッと変わることが多いそうです。いずれにせよ、母系のバックボーンもしっかりしていますし、注目が集まりそうです。

 続いてはサザンスターズの22(牡、父ミッキーアイル)です。馬主はダノックス。姉にスターズオンアースを持つ血統で、セレクト当歳セールでは1億4000万円がつきました。こちらも「成長」が頼もしい存在です。「体が随分と変わってきた。すごくいい感じになって、成長力があるなとはすごく感じますね」と口にします。4月中にはこちらに移動しそうとのこと。お父さんが出ているのか、短めの馬という見立てですが、いずれにせよ早期デビューも見込めるのではないでしょうか。

 最後はスティレセイル(牝、父キズナ、母コーステッド)ですね。馬主はサンデーR。兄にダノンベルーガや、一つ上の姉にボンドガールがいる血統です。「きょうだいも走っているし、楽しみで期待している馬。体つきもいい。軽さがあって、馬格もある。クラシックに乗せたいし、乗ってほしい」。順調にきていて、早めの始動も考えているとのこと。クラシックやG1にあと一歩のこと多い血統だけに、大仕事を期待しましょう。

 では、ネット限定「厳選馬」は人気しそうで揺らいだけど(初出走の1番人気濃厚はう~んだけど…)、阪神5Rの12ダノンモンテローザ。素質を違いを見せるはずです。

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

中京2R・4スターリングアップ(今まで慎重なジャッジが多かった松永幹調教師が「今回はすごくいいよ」とトーン急変)

中京5R・5イスラグランデ(左回りのマイル戦はベストの条件)

中京10R・11シゲルショウグン(脚抜きのいい馬場味方に押し切れる)

中京12R・9メイショウキッド(「間隔を詰めた方がいいタイプ」と古川助手。脚抜きのいい馬場も得意)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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