◆第28回ドバイ・ワールドカップ・G1(3月30日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)
ウシュバテソーロが、日本馬初のドバイ・ワールドカップ連覇を目指す。高木調教師は「サウジアラビアで打撲したが大事に至らず、早めに立ち上げられた」と回復をアピール。前日に決まった5番枠についても「後ろから行くので、枠はどこでもいい」と冷静だった。
順調に調整を続けるなかで、高木師がポイントに挙げたのが、馬場のコンディション。先週、雨が多かったこともあり「サウジより多少時計が出そう。そこがどうか」と指摘。強烈な追い込みを武器とするだけに、当日の砂の状態がカギとなる。
2着以内に入れば、イクイノックスの22億1544万6100円を超え、JRAの獲得賞金でトップに立つ。高木師は「連覇を目指せるのは光栄」と感慨深げ。賞金日本一、そしてダート界の世界一を、勝ってつかみ取る。(水納 愛美)