【阪神11R・大阪杯】悪天候だった先週だが、的中率、回収率ともにトップ。もちろん今週の大阪杯もズバッと仕留めるつもりだ。今年はドバイ国際競走と日程が重なり、混戦メンバーとなったことで多くの馬にチャンスがあるとみている。
そのなかでも◎はローシャムパークだ。前走の香港Cではカイバ食いが落ちて、本来の走りができなかった。ただ、函館記念では外を回りながらも、ワンランク上の走りで重賞初制覇。続くオールカマーでは相手が復調途上だったとはいえ、G13勝のタイトルホルダーを並ぶ間もなく差し切った。立ち直りさえすれば、G1でも勝負になる。
注目したいのが濃密な調教過程だ。20日に戸崎が乗って美浦・Wコースで6ハロン82秒1―11秒2を出し、23日にも坂路で53秒7―11秒9。ちなみに1週前の週末に坂路でしまいをいっぱいに追うのは、田中博厩舎の“勝負追い”。最終追い切りも抜群で、デビュー以来一番の状態だ。田中博調教師も「いい感じ。とても順調にきたなという印象です」と満足そうだった。
栗東滞在のノウハウがある陣営が、あえて美浦での調整を貫いたのも、輸送の不安を感じていないからこそ。本来の力を発揮してG1タイトルをつかみとる。馬券は馬連で(2)―(11)(3)(8)(9)(10)(7)。(山下 優)