【安田記念展望】香港、オーストラリアで中距離G1を7勝のロマンチックウォリアーが中心

安田記念の登録馬。※騎手は想定
安田記念の登録馬。※騎手は想定

 第74回安田記念・G1が6月2日、東京の芝1600メートルで行われる。

 香港、オーストラリアで中距離G1を7勝をマークするロマンチックウォリアー(セン6歳、香港・C・シャム厩舎)。23年香港スチュワーズC(2着)以来のマイル投入だが、プログノーシスを退けクイーンエリザベス2世C3連覇を成し遂げた能力をもってすれば、日本の地でG1・8勝目を刻んでも不思議はない。なお同じ香港勢のヴォイッジバブル(セン6歳、香港・P・イウ厩舎)とともに宝塚記念の予備登録も済ませている。

 昨年の2着馬セリフォス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)もマイラーズC2着を叩いて順当にコンディションを上げており、争覇圏。

 マイラーズCの勝ちっぷりが見事だったソウルラッシュ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)。良績がない左回りが課題も、モレイラ騎手騎乗で期待感大。

 ヴィクトリアMで8着だったナミュール(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)もエントリー。マイルCSを勝った末脚がよみがえれば一気の差し切りがあっていい。

 直線で切れる脚を使って大阪杯で4着のステラヴェローチェ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)。2歳時に朝日杯FS2着があり本質的なマイル適性は高い。追走に戸惑わなければ面白い存在。

 香港チャンピオンマイル8着以来のエルトンバローズ(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は毎日王冠1着があり、東京マイルは走れる条件。フェブラリーS2着の二刀流・ガイアフォース(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、昨年の4着馬。再び芝でアッと言わせる。

 ルメール騎手騎乗のパラレルヴィジョン(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎)、ヴィクトリアM2着のフィアスプライド(牝6歳、美浦・国枝栄厩舎)の国枝勢2騎も不気味な存在。(大上 賢一郎)

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